
良い業者か悪い業者かは、まずその接客態度に表われます。多くの方は解体を依頼するのは初めてでしょう。わからないことは遠慮なく質問していくのが、業者を見極めるコツです。良心的な業者は答えにくい質問でも、正直に答えてくれます。だいたいの予算やできることとできないことなど、答えにくいような質問もしてみましょう。ここで逆に気安く答えてしまうような業者も要注意です。良心的な業者は、現場を見なければわからないことや、自社でできないことなどをはっきりと伝えてくれます。
建築リサイクル法により、「コンクリート」「コンクリートと鉄からなる建設資材」「木材」「アスファルト・コンクリート」を使用する工事には許可書の届け出が必要となります。また解体工事に関しては延べ床面積が80平方メートルを越える場合も届け出が必要となります。工事開始の7日前にこれらの届け出をしないで工事を行なった場合は、業者だけでなく依頼者も罰せられます。無届けで工事を行なう業者も少なくないので、きちんと許可書の届け出を出しているかどうかを確認しましょう。
解体した跡の土地に建築物を建てる場合、建築部門を持っている大手業者は解体と建築を合わせて自分たちで受注したがります。しかし、多くの場合、建築は建築の専門業者、解体は解体の専門業者に発注したほうが、予算を抑えることができます。一見、建築も解体も一括で発注できる業者が便利に思えますが、手間はかかっても建築と解体はそれぞれ専門の業者に発注したほうがコスト面でも有利であり信頼性も高いのです。
解体業者選びの際にはアスベスト除去の資格を持っているかどうかを必ず尋ねておきましょう。古い建物の多くがアスベストを使っていますが、新しい建物であってもアスベストを使用していることがあるのです。アスベストは発ガン性など人体に悪影響を与える物質です。この資格はアスベスト除去ができるというだけではなく、「人体に対しても気を使っている業者」という証明になる資格です。この資格を持っているかどうかは解体業者の良心を計る物差しとなるでしょう。
産業廃棄物はマニフェスト制度というものが法律で定められています。マニフェストと呼ばれる管理票を入手し、産業廃棄物の各処理段階ごとに記入することが義務づけられているのです。この制度に違反すると依頼者まで厳重に罰せられるので、解体業者を選ぶにあたっては産業廃棄物をマニフェストで管理しているかどうか確かめましょう。実際のマニフェスト記入例などを見せてもらって、確認してみましょう。